料理でおなじみのしょうがの根から採れる精油です。ピリッとしたスパイシーさのなかに甘みのある香りが特徴です。
血行促進、発汗、鎮痛、消化促進など、食用のしょうがと同様の作用があるほか、感覚を鋭くして、集中力と記憶力を高める作用があると言われています。
それでは、ジンジャーの効果、効能をみていきましょう。
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Contents
ジンジャーの効果・効能
心への働き
・冷めた心を明るく盛りあげる
・集中力、記憶力を高める
・性欲を高める
体への働き
・体を温め発汗を促す
・鼻水を抑える
・肩こり、腰痛、筋肉痛の痛みをやわらげる
・食欲低下、二日酔い、乗り物酔いをやわらげる
・消化不良、下痢、便秘などの症状をやわらげる
肌への働き
・血行を促進し、打ち身のあとの治りを促す
注意点
皮膚刺激が強いため、必ず低濃度(1%以下)で使用すること。
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ジンジャーの学名・成分・主な作用
学名・産地・採油方法
学名
Zingiber officinale
科名
ショウガ科
おもな産地
インド、中国、インドネシア、西インド諸島、ジャマイカ
採油方法
根茎の水蒸気蒸留法
主な作用
・引赤作用
・緩下作用
・強壮作用
・去痰作用
・健胃作用
・抗カタル作用
・駆風作用
・殺菌作用
・消化促進作用
・循環促進作用
・神経強壮作用
・鎮痛作用
主な成分
ジンジベレン、β−セスキフェランドレン、β-ビサボレン、α-クルクメン、β-ファルネセン、カンフェン、β-フェランドレン、リモネン、ピネン、シトロネロール、リナロール、ボルネオール、ネラール、ノナナール、ヘプタノール、ブタノール、1,8-シネオール、ゲラニアール、シトロネラール、ネラール
香りの特徴
少し甘さのあるピリッとしたスパイシーな香り
相性のいい精油
シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、レモン、レモングラス
フローラル系
イランイラン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー
スパイス系
カルダモン
樹木系・樹脂系
プチグレン、ベンゾイン、
おすすめのブレンド
消化不良、食欲不振・・・スペアミント、マンダリン
筋肉痛をやわらげる・・・ラベンダー、レモン、ローズマリー
体を温めるマッサージに・・・オレンジ、マジョラム
ジンジャーオイルのおすすめの使い方
【フットバス】末端冷え性の改善に
*ジンジャー 1滴
*オレンジ・スイート 1滴
*天然塩 大さじ1
天然塩にジンジャーとオレンジ・スイートを合わせた入浴剤をつくります。
大きめのたらいやバケツに熱め(42〜45度)のお湯を張り、10〜20分足浴をします。
熱いお湯の入ったポットなどをそばにおき、バケツのお湯が冷めてきたら足すようにすると長く入浴できます。
【マッサージ】下痢、消化不良に
*ジンジャー 1滴
*レモン 1滴
*ペパーミント 1滴
*キャリアオイル 10ml
ジンジャー、レモン、ペパーミントを合わせたマッサージオイルで下腹部をマッサージします。
体を温めて消化を助けてくれるはたらきがあります。
【マッサージ】肩こり、筋肉痛に
*ジンジャー 1滴
*ローズマリー 1滴
*ラベンダー 1滴
*キャリアオイル 10ml
ジンジャー、ローズマリー、ラベンダーを合わせたマッサージオイルで、肩こりや筋肉痛の部分をマッサージします。
ローズマリーは血行を良くし、ラベンダーは炎症や痛みを抑えます。
できれば痛みが軽いうちにマッサージしておくと、早く回復できます。アロマバスで体を温めてからマッサージするとさらに効果的。
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。以下のメーカーではオーガニックではないものを取り扱っているところもありますが、当サイトでは体への作用、影響をふまえて、値段はやや上がりますがオーガニックのものを強くおすすめします。
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
その他
アメリカ発のブランドです。品質が高く、化粧用油、食品添加物として認定されており、皮膚に直接塗布したり、飲み物や料理に入れて飲用が可能です。
まとめ
ジンジャーの効果・効能、いかがでしたか。
胃腸の調子が悪いときや、体が痛いとき、寒い時期などに活躍するジンジャー。オレンジやマンダリンなど柑橘系と合わせると、体だけでなく心もあたたまるブレンドになります。
少し刺激が強いので、使用量はほんの少しでOK。 他の香りと組み合わせて、お気に入りの香りをつくってみてください。
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