アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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ジンジャー精油(アロマオイル)の効果・効能とおすすめの使い方

投稿日:2016年12月5日 更新日:

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料理でおなじみのしょうがの根から採れる精油です。ピリッとしたスパイシーさのなかに甘みのある香りが特徴です。

血行促進、発汗、鎮痛、消化促進など、食用のしょうがと同様の作用があるほか、感覚を鋭くして、集中力と記憶力を高める作用があると言われています。

それでは、ジンジャーの効果、効能をみていきましょう。

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ジンジャーの効果・効能

心への働き

  • 冷めた心を明るく盛りあげる
  • 集中力、記憶力を高める
  • 性欲を高める

体への働き

  • 体を温め発汗を促す
  • 鼻水を抑える
  • 肩こり、腰痛、筋肉痛の痛みをやわらげる
  • 食欲低下、二日酔い、乗り物酔いをやわらげる
  • 消化不良、下痢、便秘などの症状をやわらげる

肌への働き

  • 血行を促進し、打ち身のあとの治りを促す

注意点

皮膚刺激が強いため、必ず低濃度(1%以下)で使用すること。

ジンジャーの学名・成分・主な作用

学名・産地・採油方法

学名
Zingiber officinale

科名 
ショウガ科

おもな産地
インド、中国、インドネシア、西インド諸島、ジャマイカ

採油方法
根茎の水蒸気蒸留法

主な作用

・引赤作用
・緩下作用
・強壮作用
・去痰作用
・健胃作用
・抗カタル作用
・駆風作用
・殺菌作用
・消化促進作用
・循環促進作用
・神経強壮作用
・鎮痛作用

主な成分

ジンジベレン
β−セスキフェランドレン
β-ビサボレン
α-クルクメン
β-ファルネセン
カンフェン
β-フェランドレン
リモネン
ピネン
シトロネロール
リナロール
ボルネオール
ネラール
ノナナール
ヘプタノール
ブタノール
1,8-シネオール
ゲラニアール
シトロネラール
ネラール

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香りの特徴

少し甘さのあるピリッとしたスパイシーな香り

相性のいい精油

シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、レモン、レモングラス

フローラル系
イランイラン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー

ハーブ系
マジョラム、ミント、リツァクベバ、ローズマリー

スパイス系
カルダモン

樹木系・樹脂系
プチグレン、ベンゾイン、

おすすめのブレンド

  • 消化不良、食欲不振・・・スペアミント、マンダリン
  • 筋肉痛をやわらげる・・・ラベンダー、レモン、ローズマリー
  • 体を温めるマッサージに・・・オレンジ、マジョラム

ジンジャーオイルのおすすめの使い方

【フットバス】末端冷え性の改善に

  • ジンジャー 1滴
  • オレンジ・スイート 1滴
  • 天然塩 大さじ1

天然塩にジンジャーとオレンジ・スイートを合わせた入浴剤をつくります。

大きめのたらいやバケツに熱め(42〜45度)のお湯を張り、10〜20分足浴をします。

熱いお湯の入ったポットなどをそばにおき、バケツのお湯が冷めてきたら足すようにすると長く入浴できます。

【マッサージ】下痢、消化不良に

  • ジンジャー 1滴
  • レモン  1滴
  • ペパーミント  1滴
  • キャリアオイル 10ml

ジンジャー、レモン、ペパーミントを合わせたマッサージオイルで下腹部をマッサージします。

体を温めて消化を助けてくれるはたらきがあります。

【マッサージ】肩こり、筋肉痛に

  • ジンジャー 1滴
  • ローズマリー  1滴
  • ラベンダー  1滴
  • キャリアオイル 10ml

ジンジャー、ローズマリー、ラベンダーを合わせたマッサージオイルで、肩こりや筋肉痛の部分をマッサージします。

ローズマリーは血行を良くし、ラベンダーは炎症や痛みを抑えます。

できれば痛みが軽いうちにマッサージしておくと、早く回復できます。アロマバスで体を温めてからマッサージするとさらに効果的。

おすすめのメーカー

手に入りやすいもの

百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。以下のメーカーではオーガニックではないものを取り扱っているところもありますが、当サイトでは体への作用、影響をふまえて、値段はやや上がりますがオーガニックのものを強くおすすめします。

メディカルグレードのもの

ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。

その他

アメリカ発のブランドです。品質が高く、化粧用油、食品添加物として認定されており、皮膚に直接塗布したり、飲み物や料理に入れて飲用が可能です。

まとめ

ジンジャーの効果・効能、いかがでしたか。

胃腸の調子が悪いときや、体が痛いとき、寒い時期などに活躍するジンジャー。オレンジやマンダリンなど柑橘系と合わせると、体だけでなく心もあたたまるブレンドになります。

少し刺激が強いので、使用量はほんの少しでOK。
他の香りと組み合わせて、お気に入りの香りをつくってみてください。

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