ジュニパーベリーは、お酒のジンの香りづけに使われることで知られています。
ウッディーでさわやかな香りは空気や体、心へのデトックス効果がとても高く、病院の空気を浄化して感染を予防したり、むくみ改善のマッサージに用いられてきました。
ドイツやスカンジナビア地方では「春の浄化法」としてこの実を食べ、長い冬に蓄積した老廃物の排出を促し、体の浄化をしたと言います。
それでは、ジュニパーベリーの効果・効能をみていきましょう。
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Contents
ジュニパーベリーの効果・効能
ジュニパーベリーには素晴らしいクレンジング効果があり、心理的にはモヤモヤした気持ちをリフレッシュさせ、身体的には余分な老廃物を排出させる効果があります。
デトックスやむくみ、冷えの改善には、マッサージ、足浴などで使用するとよいです。
心への働き
・気持ちをリフレッシュさせる
・気持ちを前向きにさせる。
体への働き
・体内の老廃物を排出させる
・食欲を正常にし、肥満を改善する
肌への働き
・皮脂のバランスをととのえ、ニキビの治りを促す。
注意点
通経作用があるため、妊娠中の使用は不可。
腎臓に障害のある場合は避けること。
皮膚刺激があるため、濃度8%以下に留めること。
ジュニパーベリーの学名・成分・主な作用
学名・産地・採油方法
学名
Juniperus communis
科名
ヒノキ科
おもな産地
フランス、クロアチア、ユーゴスラビア、スロベニア
採油方法
果実の水蒸気蒸留法
主な作用
・強壮作用
・抗炎症作用
・抗カタル作用
・抗感染作用
・殺菌作用
・消化促進作用
・神経強壮作用
・鎮静作用
・鎮痛作用
・通経作用
・利尿作用
主な成分
モノテルピネン類:α-ピネン、β-ピネン、サビネン、ミルセン、リモネン
セスキテルペン類:β-カリオフィレン、ゲルマクレン-D、カジネン
モノテルペノール類:テルピネン-4-オール、α-テルピネオール、ゲラニオール
セスキテルペノール類:エレモール、カジノール
オキシド類:カリオフィレンオキシド
エステル類:酢酸ボルニル、酢酸テルピニル
クマリン類:ウンベリフェロン
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香りの特徴
深い森林のような針葉樹系の香り
相性のいい精油
シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、プチグレン、ベルガモット、ライム、レモン、
フローラル系
ローズマリー
樹木系・樹脂系
サイプレス、シダー、フランキンセンス、ローズウッド
おすすめのブレンド
スキンケア(オイリースキン)…ゼラニウム、ラベンダー
一般的なむくみに…グレープフルーツ、ゼラニウム
デトックスに…レモン、ローズマリー(希釈してバス、マッサージに)
ジュニパーベリーのおすすめの使い方
【マッサージ】脚のむくみに
- ジュニパーベリー 1滴
- サイプレス 1滴
- レモン 1滴
- キャリアオイル 大さじ1(15ml)
キャリアオイルに全ての精油を合わせてよく混ぜます。足首から心臓に向かってふくらはぎやふとももをマッサージしましょう。3つの精油には循環を促進してデトックスする効果があります。
ジュニパーベリーやサイプレスには生理をスムーズにする作用も。生理前や生理中のむくみにもおすすめです。
【アロマバス】ダイエットにおすすめのブレンド
- ジュニパーベリー 1滴
- グレープフルーツ 2滴
- 天然塩 大さじ1
天然塩にジュニパーベリーとグレープフルーツをよく混ぜ、入浴剤として入浴します。ジュニパーベリーが消化を促進し、グレープフルーツとともに体の循環を良くします。グレープフルーツには脂肪の燃焼を助ける働きもあります。
できれば半身浴を20分ほど行い、しっかり汗をかきましょう。寒い季節はローズマリーかマージョラムを1滴加えてもよいです。
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。当サイトでは体への作用、影響をふまえて、値段はやや上がりますがオーガニックのものを強くおすすめします。
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
まとめ
ジュニパーベリーの効果・効能はいかがでしたか。
なんとなく体が重い、気分があがらないということはありませんか? 余分な老廃物や疲れが溜まっているのかもしれません。
そんなときは、毒素を排出させてくれる力のあるジュニパーベリーで、心も体もスッキリとさせてみてください。きっとまた「がんばろう」と思えますよ。
もちろん、ダイエットや、脂肪の燃焼が気になる方にもおすすめです。
以上、ジュニパーベリーの効果・効能でした。
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