コリアンダーは日本ではパクチーの名でおなじみで、葉はインド料理、中華料理やタイ料理などに使われています。
エッセンシャルオイルはおもに種子から抽出されます。
少し強めのスパイスの香りは、消化器系の不調を改善するほか、循環促進や強壮作用など、さまざまな作用があります。
それでは、コリアンダーの効果・効能をみていきましょう。
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Contents
コリアンダーの効果・効能
料理に使われることからもわかるように、消化促進や消化器系のトラブルを改善する働きがあります。循環系にも作用し、デトックスを促す作用もあります。
精神的には、疲れた気持ちに活力を与えるほか、意識をはっきりとさせて記憶力を高めるので、勉強や仕事に集中したいときにもおすすめです。
心への働き
・疲れて弱った気持ちに活力を与える
体への働き
・消化を促し、食欲を増進させる
・体を温め、血行をよくし、体内の毒素を排出する
・炎症を抑え、関節痛、腰痛、のどの痛みなどをやわらげる
肌への働き
・肌を引き締める
注意点・禁忌事項
特になし
コリアンダーの学名・成分・主な作用
学名・産地・採油方法
学名
Coriandrum sativum
科名
セリ科
おもな産地
ロシア、エジプト、ベトナム
採油方法
果実、種子の水蒸気蒸留法(葉から作られるオイルもある)
主な作用
- 強壮作用
- 駆風作用
- 健胃作用
- 高揚作用
- 抗炎症作用
- 抗菌作用
- 刺激作用(心臓、循環、神経系)
- 消化促進作用
- 鎮痛作用
適用できる症状
- 関節炎
- 消化不良
- 食欲不振
- 鼓腸
- 水分の停滞
- 疝痛
- 全身疲労時
- 無気力
- 不安症
- リウマチ
主な成分
[種子]
モノテルペノール類:d-リナロール、ゲラニオール、テルピネン−4−オール
モノテルペン類:α−ピネン、テルピネン、リモネン、ミルセン
ケトン類:ボルネオン
エステル類:酢酸ゲラニル、酢酸リナリル
クマリン類:ウンベリフェロン、ベルガプテン
[葉]
アルデヒド類:ドデカナール、デカナール、9−テトラデカナール、オクタナール、トリデカナール、ウンデカナール
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香りの特徴
シトラスの香りをともなうスパイス調の香り
相性のいい精油
フローラル系
イランイラン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー
シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、プチグレン、ベルガモット、マンダリン、リツェアクベバ、レモン、レモングラス
ハーブ系
ローズマリー
樹木系・樹脂系
サンダルウッド、サイプレス、シダーウッド、ジュニパーベリー、パイン
おすすめのブレンド
消化促進のため…ベルガモット、ローズマリー
ストレス時、強壮のためのマッサージに…イランイラン、グレープフルーツ、ジンジャー
関節炎に…パイン、ジュニパー、レモン
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。
当サイトでは体への作用、影響をふまえて、値段はやや上がりますがオーガニックのものをおすすめします。
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。
体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
まとめ
コリアンダーの効果・効能はいかがでしたか。
少しクセのある香りなので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、イランイラン、ジャスミン、ラベンダーなどの花の香りとよく合うので、ブレンドして使ってみてください。
以上、コリアンダーの効果・効能でした。
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