パルマローザは、ゼラニウムやローズに似た香りのするイネ科の植物です。
フローラルな香りはローズ風の香りとして香水に用いられるほか、
不安定な心のバランスを整えます。
スキンケアにもよいとされ、肌の老化防止や皮脂のバランスを整える作用があります。
それでは、パルマローザの効果、効能をみていきましょう。
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Contents
パルマローザの効果・効能
主成分のゲラニオールには心身のバランスをとる作用があります。ストレス、神経疲労をやわらげるほか、スキンケアにも効果的です。
また、熱帯地方原産のハーブに特徴の感染症予防効果もあります。
水虫やフケなどにも有効です。
心への働き
・不安定な情緒をしずめ、気持ちを明るくさせる
・ストレスや神経疲労をやわらげる
体への働き
・感染症を予防する
・熱を下げるのを助ける
・水虫の症状を抑える
・食欲を増進させる
・分娩を促進させる
肌への働き
・しわ予防や、肌の老化防止に効果がある
・皮膚の炎症を鎮める
・肌の水分バランスと皮脂の分泌を正常にする
注意点
子宮収縮作用があるため、妊娠時は用いないこと(出産時は可)。
スキンケアの場合は必ず1%以下の濃度に薄めて使用すること。
パルマローザの学名・成分・主な作用
学名・産地・採油方法
学名 Cymbopogon martini
科名
イネ科
おもな産地
インド、コモロ、マダガスカル、セーシェル諸島
採油方法
葉の水蒸気蒸留法
主な作用
・抗真菌作用
・抗ウイルス作用
・抗菌作用
・収斂作用
・神経強壮作用
・創傷治癒作用
・子宮収縮作用
・瘢痕形成作用
主な成分
モノテルペノール類:ゲラニオール、リナロール
エステル類:酢酸ゲラニル
アルデヒド類:ネラール、ゲラニアール、シトロネラール
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香りの特徴
穏やかな甘みのあるローズ調の香り
相性のいい精油
シトラス系
オレンジ、ベルガモット
フローラル系
イランイラン、カモミール、ジャスミン、ラベンダー、ローズ
ハーブ系
クラリセージ、コリアンダー、スペアミント
樹木系・樹脂系
サイプレス、サンダルウッド、シダー、プチグレン、フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
おすすめのブレンド
しわ予防のリンクルケア・・・パチュリ、フランキンセンス(ローズヒップオイルまたはアルガンオイルを使用する)
足の真菌感染症(水虫など)に・・・ティーツリー、レモングラス
皮膚の老化防止に・・・ネロリ、ローズマリー
パルマローザオイルのおすすめの使い方
【フットバス】水虫の改善に
*パルマローザ 1滴
*ティーツリー 1滴
*天然塩 大さじ1
天然塩にパルマローザとティーツリーを合わせた入浴剤をつくります。
大きめのたらいやバケツに熱め(42〜45度)のお湯を張り、10〜20分足浴をします。
パルマローザ、ティーツリーともに水虫の原因となる真菌のはたらきを抑える作用があります。
足浴のあとは、同じくパルマローザとティーツリーを加えたホホバオイルなどで保湿するとさらに効果的です。
【フェイスオイル】アンチエイジング
*パルマローザ 1滴
*フランキンセンス(or ローズ) 1滴
*ローズヒップオイル 20ml
パルマローザとフランキンセンス(or ローズ)を各1滴、ローズヒップオイルに混ぜたフェイスオイルをつくります。
洗顔後、化粧水で肌を調えてから、このフェイスオイルを2〜3滴伸ばします。
ローズヒップオイルは酸化が早いので、3週間ほどで使い切るようにします。
フランキンセンスと合わせると深く落ち着いた香りに、ローズと合わせると華やかな香りになります。
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。当サイトでは体への作用、影響をふまえて、オーガニックのものを強くおすすめします。
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。スキンケアや体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
まとめ
パルマローザの効果・効能、いかがでしたか。
フローラルな香りに癒やされながらスキンケアをすれば、心からリラックスできそうですね。
樹木系の香りと相性がよいので、気持ちが不安定なときはブレンドに加えてみてください。
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