
出典:http://www.1eo.us/index.php/product/cinnamon-leaf-essential-oil/
お菓子でおなじみのシナモン。主に冬の飲み物などに活用されますが、体をあたためて消化を良くし、風邪への抵抗力をつけてくれる効果があります。
その歴史は古く、旧約聖書や古代エジプトの古文書にも登場するほど、古くから重宝されてきたスパイスです。
料理では樹皮の部分を活用しますが、樹皮から採れるもの(シナモンバーク)はとても刺激が強いため、アロマテラピーではおもに葉から採れる精油(シナモンリーフ)を用います。樹皮より爽やかで刺激的な香りです。
それでは、シナモンリーフの効果・効能をみていきましょう。
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Contents
シナモンリーフの効果・効能
シナモンリーフには強い抗菌作用があり、除虫、抗カビ剤としても効果があります。また、血行促進と強壮作用にもすぐれています。皮膚刺激が強いので、皮膚に使用する際は必ず1%以下に希釈してください。
心への働き
・無気力な心を元気づける
体への働き
・風邪、気管支炎の症状をやわらげる
・下痢、消化不良を改善する
・血行を促進し、体を温める
・生理痛をやわらげる
注意点
皮膚刺激が強いため皮膚への使用は充分注意して行う。
通経作用があるため妊娠中は使用しないこと。
乳幼児への使用は不可。
長期間連続での使用は避ける(肝毒性)。
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シナモンの学名・成分・主な作用
学名・産地・採油方法
学名
Cinnamomum zeylanicum
科名
クスノキ科
おもな産地
スリランカ、ジャワ、スマトラ、マダガスカル
採油方法
葉の水蒸気蒸留法
主な作用
・引赤作用
・強心作用
・強壮作用
・駆虫作用
・抗ウイルス作用
・抗感染作用
・抗寄生虫作用
・抗真菌作用
・殺菌作用
・循環促進作用
・神経強壮作用
・鎮痙作用
・通経作用
主な成分
フェノール類:オイゲノール、イソオイゲノール
アルデヒド類:シンナムアルデヒド
エステル類:安息香酸ベンジル、酢酸オイゲニル
芳香族アルコール類:シンナミルアルコール、ベンジルアルコール
フェニルエーテル類:サフロール
香りの特徴
やや甘みのある強いスパイシーな香り
相性のいい精油
シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、レモン
スパイス系
カルダモン、ジンジャー
樹木系・樹脂系
サイプレス、サンダルウッド、シダー、ベンゾイン、ミルラ
おすすめのブレンド
- 末端冷え性に…レモン、ローズマリー(足浴、または1%希釈でマッサージ)
- インフルエンザ予防…クローブ、タイム、ペパーミント、ユーカリプタス、ラヴァンジン
シナモン・リーフのおすすめの使い方
【フットバス】末端冷え性の改善に
- シナモンリーフ 1滴
- ローズマリー 1滴
- レモン 1滴
- 天然塩 大さじ1
天然塩にシナモンリーフとローズマリー、レモンを合わせ、よく混ぜます。大きめのたらいやバケツに熱め(42〜45度)のお湯を張り、10〜20分足浴をします。
シナモンリーフ、ローズマリー、レモンともに血行を促進し、末端の冷えを改善してくれます。途中でお湯が冷めそうな場合は差し湯をしてください。
【芳香浴】風邪の感染予防に
- シナモンリーフ 1滴
- オレンジ 1滴
- レモン 1滴
すべての精油をアロマウォーマーやディフューザーで部屋に香らせます。
シナモンの強力な殺菌・抗ウイルス作用が働きます。オレンジ、レモンはシナモンの強い香りをやわらげるとともに、空気中の殺菌作用もあります。
冬の季節にも似合う、温かい香りのブレンドです。
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。当サイトでは体への作用、影響をふまえて、値段はやや上がりますがオーガニックのものを強くおすすめします。
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
まとめ
シナモンリーフの効果・効能はいかがでしたか。
温かい香りは寒い季節の体をあたため、病気に対する抵抗力をつけてくれます。
他のスパイシーな香りと同様に、オレンジなど柑橘系の香りとも相性がよいです。
刺激の強い精油なので、もし用いるときは使用量には充分注意してください。
以上、シナモンリーフの効果・効能でした。
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