アロマテラピーには、原料となる植物ごとにさまざまな作用があります。ここでは、おもに免疫力アップや内臓強壮にはたらく作用の説明と、その作用をもつエッセンシャルオイルを紹介します。
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Contents
免疫力、体力、内臓強壮にはたらくアロマテラピーの作用
免疫力を高めたり、スタミナを支える作用をご紹介します。体力がない、風邪をひきやすい、疲れやすい、体がだるいなどの症状は、免疫力の低下や内臓機能の低下とも関係があります。ちかごろ調子が悪い、という方は、以下の作用のある精油を試してみてください。
強壮作用(きょうそう・さよう)
身体または特定な器官の機能を強化します。
【強壮作用のある精油】
アンジェリカ、カルダモン、コリアンダー、シナモンリーフ、ジンジャー、ヒソップ、ブラックスプルース、ブラックペッパー、ベイローレル、ペパーミント、マジョラム、リツァクベバ、レモングラス、ローズ、ローズマリー
刺激(活性)作用(しげき・さよう)
身体を刺激活性し、覚醒させエネルギーを増進させます。
【刺激作用のある精油】
オレンジ、コリアンダー、グレープフルーツ、シナモン、ジュニパー、ジンジャー、タイム、パイン、バジル、ブラックペッパー、ペパーミント、ベルガモット、ベイローレル、リツァクベバ、レモン、レモングラス、ローズマリー
強肝作用(きょうかん・さよう)
肝臓と胆嚢の機能を高め、刺激促進します。肝臓は腹部の右上にある臓器で、代謝、排出、解毒、体内環境を保つ恒常性の維持を担っている臓器です。
【強肝作用のある精油】
イモーテル、キャロットシード、タイムCTツヤノール、ブルボンゼラニウム、ベルガモット、ペパーミント、レモン、ローズ、ローズマリー
強心作用(きょうしん・さよう)
心臓を刺激活性し強化します。心臓が弱っていると、めまいやふらつき、動悸、胸の痛みなどが起こりやすくなります。
【強心作用のある精油】
アンジェリカ、カルダモン、コリアンダー、シナモンリーフ、ジンジャー、ゼラニウム、タイム、ナツメグ、ヒソップ、ブラックペッパー、ベイローレル、ペパーミント、マジョラム、リツァクベバ、レモングラス、ローズ、ローズマリー
免疫刺激作用(めんえきしげき・さよう)
免疫機能を高め、病原菌に感染しにくくします。
【免疫刺激作用のある精油】
クローブ、シナモン、セイボリー、タイム、ティーツリー、ニアウリ、ベチパー、ユーカリ、ラベンサラ、ラベンダー
免疫調整作用(めんえきちょうせい・さよう)
自己免疫のバランスをとります。
副官皮質刺激作用(ふくかんひしつしげき・さよう)
身体的、心理的ストレスやショックと闘い、回復させます。
【副官皮質刺激作用のある精油】
パイン、ブラックスプルース、ラベンダー、ローズマリー
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おすすめの使い方
アロマバス
大さじ1の天然塩に精油を1〜5滴垂らしてよくまぜ、入浴します。全身を温めることも免疫力を高めるため、相乗効果が期待できます。週に1回でもよいので続けることをおすすめします。
アロマスプレー
無水エタノール5mlに精油を5〜6滴垂らし、よく混ぜたあと精製水を加え、スプレー容器に移します。気分がだるいときやシャキッとしたいときなど、部屋や身の回りにスプレーしてみてください。
まとめ
アロマでスタミナアップ!?と、意外に思うかもしれませんが、体はさまざまな内臓の機能が協力し合うことで健康を維持しています。直接体力アップにつながるというよりも、アロマテラピーはそういった体内環境の調整を助ける作用があるのです。使い続けていくことで風邪をひきにくくなる、代謝が良くなるなどの変化が出始め、結果的に体調全体を整えてくれます。
ちなみに、私の場合は今回のテーマのような強壮作用はあまり意識していません。ただ、ここにご紹介した精油はよく使われるものが多いため、日頃使用するなかで自然と免疫力などの調整がされているのかもしれません。
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