アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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ベチバー精油(アロマ)の効果・効能とおすすめの使い方

投稿日:2018年1月13日 更新日:

ベチバーはイネ科の植物、ベチバーの根から採れる精油です。

瓶を逆さにしてもなかなか落ちて来ないほどの高い粘性をもっています。

鎮静作用に優れていることから、インドやスリランカでは「静寂の精油」ともよばれ、筋肉痛の暖和やリラックスのために用いられています。

それでは、ベチバーの効果・効能をみていきましょう。

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ベチバーの効果・効能

鎮静作用が非常に強く、深くリラックスしたいときや、気持ちが不安定なときにおすすめです。

ふわふわした気持ちを大地にしっかりとつけることを「グラウンディング」といいますが、ベチバーはグラウンディングのための瞑想にも非常に役に立ちます。

ブレンドした香りに少量用いることで、香りを長持ちさせる効果もあります。

心への働き

・緊張をほぐし、リラックスさせる
・プレッシャーなどで決断力を失ったとき、冷静さを取り戻させる
・地に足をつかせ、気持ちを落ち着かせる
・リッラクスさせ、眠りやすくする

体への働き

筋肉痛の痛みをやわらげ、疲労を回復させる

肌への働き

虫刺されの症状を抑える
皮膚の保湿を助ける

注意点・禁忌事項

特になし

ベチバーの学名・成分・主な作用

学名・産地・採油方法

学名

Vetiveria zizanoides, Chrysopogon zizanoides

科名 
イネ科

おもな産地
ハイチ、レユニオン島、インドネシア(西ジャワ)、北インド

採油方法
根の水蒸気蒸留法

主な作用

  • 抗感染作用
  • 循環器への強壮作用
  • 鎮静作用
  • 通経作用
  • 保湿作用
  • 免疫刺激作用

適用できる症状

  • 静脈と動脈の強壮
  • 緊張
  • 不眠症
  • 無月経
  • 免疫低下
  • ドライスキン

主な成分

セスキテルペノール類:ベチベロール、バイシクロベチベロール、トリシクロベチベノール
ケトン類:ベチベノン
セスキテルペン類:ベチベン、トリシクロベチベン、ベチブアズレン
エステル類:酢酸ベチベリル
酸類:ベチベン酸、安息香酸

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香りの特徴

深くスモーキーな土のような香り

相性のいい精油

フローラル系
イランイラン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズ

シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、プチグレン、マンダリン、レモン、レモングラス

ハーブ系
クラリセージ、パルマローザ、ローズマリー

樹木系・樹脂系
サイプレス、シダーウッド、ブラックスプルース、フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ

スパイス系
コリアンダー、フェンネル

おすすめのブレンド

鎮静のため…イランイラン、プチグレン
皮膚の保湿…マンダリン、ローズ
グラウンディングのため…シダー、レモングラス

おすすめのメーカー

手に入りやすいもの

百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。

当サイトでは体への作用、影響をふまえて、値段はやや上がりますがオーガニックのものをおすすめします。

メディカルグレードのもの

ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。

体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。

まとめ

ベチバーの効果・効能はいかがでしたか。

土をイメージさせる個性的な香りは好みが分かれるかもしれませんが、意外と様々な香りとブレンドできます。

好きな香りに少量加えて、眠れないときや気持ちを落ち着けたいときに用いてみてください。

以上、ベチバーの効果・効能でした。

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