「布団に入ってもなかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」といった症状が慢性的に続いたら不眠症です。
原因は、ストレスや生活リズムの乱れなどさまざまですが、不眠症になると疲れが取れにくく、とてもつらいものです。
神経の興奮を鎮める作用のあるアロマオイルを上手に取り入れて、眠りやすい環境をつくってみましょう。
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Contents
リラックス・安眠効果で睡眠を改善するアロマオイル
オレンジ・スイート
甘くフレッシュなシトラスノート。暖かく明るい朗らかな香り
[効果]
心:緊張やストレスをやわらげる
体:消化不良や便秘を改善する
肌:疲れた肌を元気にさせる
炎症を鎮める作用があるほか、殺菌作用にも優れており、感染症を予防します。ブレンドすると強い香りがマイルドになり、使いやすくなります。
グレープフルーツ
フレッシュで明るいシトラスの香り
[効果]
心:落ち込んだ気持ちや不安を解消する
体:脂肪の燃焼を促す
肌:汗の匂いを抑える
リフレッシュのイメージが強いグレープフルーツですが、高揚作用と鎮静作用の両方をもつ精油です。
落ち込んだ気持ちを立ち直らせ、不安をやわらげる作用がありますので、ショックな出来事が原因で眠れないときにおすすめです。
すっきりしすぎる、と感じるときは、他のリラックス作用の精油とブレンドして用いるとよいでしょう。フローラル系の精油ととても相性がよいです。
マンダリン
甘くやさしいオレンジのような香り
[効果]
心:不安をとりのぞき、安心させる
体:消化器系を強化する
肌:肌を柔らかくし、なめらかにする
気持ちを安心させ、眠りを促す作用があります。作用がおだやかで、子供や妊娠中の方も使用することができます。
ベルガモット
フローラルな香りのある繊細なシトラスノート
[効果]
心:憂うつや不安、緊張をやわらげる
体:消化を助け食欲を増進させる
肌:皮脂のバランスをととのえる
シトラス系の中でもとくに繊細な香りをもつ精油です。ストレスや不安感を和らげ、睡眠に入りやすくします。
光毒性があるため、日中の使用は避けてください。
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プチグレン
シトラスにグリーン調のウッドノートがミックスした香り
[効果]
心:怒りやパニックをしずめ気持ちをやわらげる
体:筋肉のけいれんをやわらげる
肌:汗の匂いを抑える
強力な抗不安作用、鎮静作用があります。ストレスや不安感の強いときに、リラックスするのを助けてくれます。
クラリセージ
フルーティーでグリーン調の温かみのある香り
[効果]
心:緊張や不安で疲労した神経をほぐす
体:月経不順や更年期障害の症状をやわらげる
肌:ドライスキンをケアする
別名「ハッピーオイル」と呼ばれ、気分を明るくする作用のある精油です。女性ホルモンのバランスを整えるので、月経にまつわる不調や更年期障害の症状を改善するはたらきも。
バジル
ハーバルでスパイシーなこくがある香り
[効果]
心:自律神経のバランスを整え、ストレスをやわらげる
体:消化器系の不調をやわらげる
肌:虫刺されのかゆみを抑える
自律神経の乱れを整えるので、時差ぼけや生活リズムによる不眠に効果があります。単体では少し香りが強いため、オレンジやマジョラムに少量ブレンドするとマイルドになります。
メリッサ(レモンバーム)
レモンのような繊細なハーブの香り
[効果]
心:緊張や憂うつをやわらげる
体:アレルギーを抑える、神経系の不調を改善する
肌:湿疹の治りを促し、かゆみを抑える
神経を鎮静させる作用があるため、神経過敏による皮膚や消化器の症状を和らげます。
緊張が強い方や、物音などが気になって目が冴えてしまう方におすすめです。
イランイラン
華やかで甘く濃厚な花の香り
[効果]
心:心配事や不安、パニックから解放し、心を落ち着ける
体:血圧を下げ、動悸を抑える
肌:皮脂のバランスをととのえる
不安をとりのぞき、パニック状態の心を落ち着かせる作用があります。パニック症の症状をお持ちの方や不安が強くなりやすい方におすすめです。
濃厚な花の香りは、シトラス系の精油とブレンドすると、さわやかになり使いやすくなります。
カモミール
やや強めの甘いりんごを思わせるような香り
[効果]
心:安らぎを与え、心地良い眠りへ導く
体:頭痛、関節痛の痛みをやわらげる
肌:肌荒れの症状を改善する
りんごのような甘い香りの精油です。ローマン・カモミール、ジャーマン・カモミールのどちらも、安眠に効果があります。
ローマン・カモミールはスイート・オレンジやマンダリンとブレンドして子供にも用いることができるので、お子さんがなかなか寝つかないときに部屋に香らせるのがおすすめです。
ジャスミン
甘くエキゾチックなフローラルノート
[効果]
心:気持ちの高ぶりをしずめ、鬱を改善する
体:パニックによる過呼吸を落ち着かせる
肌:皮脂のバランスをととのえる
イランイランと同様、こちらもパニックを落ち着かせる作用があります。華やかで濃厚な香りなので、少量のみの使用で充分効果があります。
ネロリ
ややウッディで落ち着いたフローラルな香り
[効果]
心:不安をしずめ、心を穏やかにする
体:神経性の胃腸の不調を改善する
肌:肌の再生や傷の治癒を助ける
オレンジの花から採れる精油です。不安やパニックの症状をしずめたり、神経性の体の不調を改善する作用にすぐれています。
ベチバー
深くスモーキーな土のような香り
[効果]
心:緊張をほぐし、リラックスさせる
体:筋肉痛の痛みをやわらげる
肌:肌の保湿を助ける
インドでは「静寂の精油」と呼ばれるほど、鎮静作用に優れています。気持ちが深くリラックスする香りです。クセの強い香りなので、好きなオイルとブレンドすると使いやすくなります。
サンダルウッド
お香のような穏やかで香り高い木の香り
[効果]
心:心を深くしずめ、おだやかにする
体:気管支系の不調を改善する
肌:切り傷やひびわれを改善する
お寺のような深い香りには、強い鎮静作用があるので、不安が強いときにおすすめです。フローラル系の香りとブレンドすると高価な香水のような良い香りになります。
おすすめの安眠レシピ
リッラクス効果のあるアロマバス
[材料]
・クラリセージ 2滴
・ラベンダー 3滴
・天然塩 大さじ1
ガラス容器に天然塩を入れ、クラリセージとラベンダーのオイルを垂らしてよく混ぜます。入浴直前に浴槽に入れ、よくかき混ぜて入浴します。
オイルの組み合わせは一例ですので、この記事に挙げたオイルの中から好きな組み合わせを試してみてください。
寝室用のピローミスト
[材料](20ml)
・スイート・オレンジ(もしくはマンダリン) 3滴
・ラベンダー 3滴
・無水エタノール 5ml
・精製水 15ml
無水エタノールに全てのエッセンシャルオイルを入れ、精製水を加えてよく混ぜ、スプレー容器に移します。
寝る前に枕や、寝室全体にスプレーします。上記のレシピであれば子供部屋にも使用できます。
リラックス・安眠作用のあるおすすめブレンドオイル
「忙しくてレシピをつくる余裕がない」という方は、リラックス作用のあるブレンドオイルを使うのもおすすめです。
一番手軽な方法は、ティッシュに数滴垂らして枕元に置くことです。もちろん、ディフューザーで香らせたり、バスソルトに混ぜて気軽に使うことができます。
まとめ
リラックス・安眠効果のあるアロマレシピ、いかがでしたか。
なかなか寝付けない、という方は、アロマを取り入れながら、寝る前に食べすぎない、スマホやPCを見ない、などの生活習慣の見直しや、運動などのストレス解消も同時に心がけてみてください。
睡眠には気分が影響するので、お気に入りの香りの組み合わせをぜひ見つけてみてくださいね。
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