アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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花粉症

アロマで花粉症対策!症状別おすすめアロオイル(精油)・ブレンドレシピとスプレーの作り方

投稿日:2017年2月19日 更新日:

くしゃみ、鼻水、目のかゆみ・・・花粉症の季節になるととてもつらいものです。症状をほうっておくと集中力が落ちたり、ストレスの原因にもなるので、日常のケアで改善していくことが大切です。

アロマテラピーで用いる精油の中には、気管支の炎症をしずめたり、アレルギー反応を抑える作用をもつものがあり、花粉症のときに有効です。

それでは、花粉症対策のできるおすすめのアロマオイルをご紹介します。

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花粉症対策に効く!おすすめアロマオイル(精油)

ユーカリ

シャープでしみ染み透るような樹木系の香り

[効果]
心・イライラした気分をリフレッシュする
体・気管支炎、鼻水、風邪、花粉症、扁桃炎などの症状をやわらげる
肌・オイリーヘア、フケ症を改善する

すっきりした香りで喉、鼻など気管支全般の症状に働きかけます。免疫調整作用もあるため、花粉症を起こす過剰な免疫のバランスを調えてくれます。香りが強いので少量の使用でも充分効果があります。ラディアータ、グロブルスなど種類がありますが、作用の穏やかなラディアータがおすすめです。

→ユーカリについて詳しくはこちら

ペパーミント

スーッとした清涼感のあるやや甘い香り

[効果]
心・怒りによる興奮やイライラをしずめる
体・気管支炎、風邪、呼吸器系の痛みをやわらげる
肌・ニキビや日焼けによる炎症をしずめる

メントールのスーッとした香りには痰や鼻水などの粘液をさらさらに分解し、さらにアレルギーによる炎症を抑えるはたらきがあります。体への作用だけでなく、花粉症によるイライラもすっきりさせてくれます。ユーカリやティーツリー同様、免疫調整作用をもつ精油です。

→ペパーミントについて詳しくはこちら

ラベンダー

ややウッディで爽やかなフローラルノート

[効果]
心・緊張やストレスをやわらげ、眠りを促す
体・頭痛などの痛みをやわらげる・鼻詰まりを改善する
肌・炎症を鎮め、治りを促す

リラックス効果のアロマの代表としておなじみのラベンダーにはさまざまな作用があります。花粉症のときに用いると鼻づまりを改善してくれます。また、皮膚の炎症にもとてもよいので、花粉症による肌荒れケアにもおすすめです。

→ラベンダーについて詳しくはこちら

ローマン・カモミール

甘く濃厚なりんごのような香り

[効果]
心・安らぎを与え、心地よい眠りへ導く
体・アレルギー症状を改善する
肌・炎症を抑え、肌荒れを改善する

カモミールには抗アレルギー作用があるため、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を改善します。花粉症の症状全般に有効です。ハーブティーも一緒に服用するとさらに効果的。ラベンダーとともに花粉症による肌荒れの改善にも役立ちます。

→カモミールについて詳しくはこちら

ティーツリー

すっきりとしたウッディノート

[効果]
心・傷ついた心を癒やし、リフレッシュさせる
体・花粉症、風邪、喘息など気管支系の痛みや炎症をやわらげる
肌・ニキビ、虫さされ、切り傷の治りを促す

ユーカリとともにアボリジニの間で万能薬として伝わってきました。殺菌作用の高いすっきりとした香りには、気管支の炎症をやわらげるはたらきがあります。免疫調整作用もあるため、1本もっておくと風邪予防などにも重宝します。

私はドテラのオイルを、風邪ぎみのときのうがいなどに使用しています。↓

→ティーツリーについて詳しくはこちら

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花粉症の症状別おすすめブレンドレシピ

花粉症の症状全般に(マスク用スプレー)

[材料]

  • ペパーミント  10滴
  • ユーカリ・ラディアータ 10滴
  • ラベンダー 5滴
  • ローマン・カモミール 5滴
  • 無水エタノール 5ml
  • 精製水 25ml

スプレー式の遮光瓶に無水エタノールを入れ、全ての精油を入れて良く混ぜます。その後精製水を加えます。

1日数回、マスクの内側にスプレーします。ハンカチにスプレーして吸入してもよいです。

※2週間ほどで使いきりましょう。

※高濃度のメディカル・ブレンドです。メディカル・グレードのオイルを使用してください。

メディカル・グレードのおすすめはこちらです↓

ちなみに、花粉症対策としてマスクに直接精油を垂らす、という情報がありますが、私の実感としてはマスクに直接垂らす方法だと香りが強すぎると思うのです。とくに質のよいピュアな精油は香りが濃厚なので、なおさらです(安いアロマオイルで香りが薄いものはありますが・・)。

香りが強すぎると、せっかくのアロマの効果を感じる前に気持ちが悪くなったり、むせてしまったりすることがあります。アロマの効果を実感するためにも、マスクに使う場合はスプレーにするのがおすすめです。

鼻水・鼻づまりに(吸入)

[材料]

  • ユーカリ・ラディアータ 1〜2滴

ハンカチやティッシュに精油を垂らし、鼻に近づけて10〜15分ほど芳香浴をします。香りに効果があるというよりは、精油の成分を体内に取り込むことで症状を改善するので、鼻が詰まっていて匂いを感じにくいときでも効果はあります。症状が良くなるまで、1日数回行うとよいです。

お湯を入れたマグカップに垂らして湯気を吸い込む方法もおすすめ。その場合、なるべく目は閉じるようにします(刺激があることがあるため)。

くしゃみ・鼻づまりのケアに(マッサージオイル)

[材料]

  • ティーツリー 2滴
  • ユーカリ・ラディアータ 2滴
  • ラベンダー 2滴
  • キャリアオイル 15ml(大さじ1)

キャリアオイルにすべての精油を合わせ、よく混ぜます。お風呂上がりなどに鎖骨の下あたりに擦り込みましょう。できれば花粉の時期の前から初め、花粉の飛散が終わるまで続けると効果滴です。シーズン中は毎日使用してもOKです。

花粉症の肌荒れケア(スキンケアオイル)

[材料]

  • ローマン・カモミール 2滴
  • ラベンダー 2滴
  • キャリアオイル 15ml(大さじ1)

キャリアオイルにローマン・カモミールとラベンダーのオイルを合わせます。花粉症による肌荒れの部分に馴染ませましょう。抗アレルギー作用のあるカモミールが花粉症の症状を抑え、皮膚の治癒を促すラベンダーが肌荒れを改善してくれます。

キャリアオイルは乾燥を防ぐホホバオイルローズヒップオイル、皮膚を柔らかくするスイート・アーモンドオイルなどがおすすめです。肌が弱い方は精油の量を半分にしてください。

オーガニックでリーズナブルなキャリオイルはこちらがおすすめです↓

おすすめブレンドオイル

鼻のむずむずや、鼻水などのトラブルをすっきりさせる効果のあるアロマオイルがブレンドされた、薬用スプレーも市販されています。

成分はペパーミント、ユーカリ、ティーツリー、ラベンダーなどの精油に、アルコールとグリセリンのみで、子供にも安心して使えます。

日常のケアにも気軽に使えると思いますので、精油と合わせて取り入れてみるのも良いかもしれません。

まとめ

花粉症に効果のあるアロマオイル、いかがでしたか。

くしゃみや鼻水が止まらない花粉症はとってもつらいですが、普段からケアをしていれば、だんだんと症状が軽くなってきます。

ティッシュが手放せない方も(私もそうでした)スキンケアにアロマを取り入れるなど、できることからやってみましょう。

花粉の季節も、お気に入りのアロマで乗り切っていきたいですね。

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