アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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アロマテラピーの作用

咳、痰(たん)、のどの痛みなど、呼吸器系にはたらくアロマテラピーの作用とおすすめの精油

投稿日:2016年11月6日 更新日:

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アロマテラピーには、原料となる植物ごとにさまざまな作用があります。ここでは、おもに咳、のど、呼吸器系にはたらく作用の説明と、その作用をもつエッセンシャルオイルを紹介します。

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咳、のど、呼吸器系にはたらくアロマテラピーの作用

アロマテラピーのなかには喘息や風邪、気管支炎などの症状をやわらげる作用のある精油があります。咳やのどの痛みなどの辛さをやわらげてくれます。このような作用のある精油は、スッキリとした香りや森林のようなウッディな香りのものが多いです。ぜひお気に入りのものを見つけてみてください。

去痰作用(きょたん・さよう)

過剰な粘液を気管、気管支から排出するのを助けます。たんが絡んで辛いときに。

【去痰作用のある精油】
アニス、カユプテ、ジンジャー、タイム、ティーツリー、ニアウリ、パイン、ヒソップ、フェンネル、フランキンセンス、ベイローレル、ベンゾイン、マートル、ユーカリ、ラベンサラ、ローズマリー

抗カタル作用

カタルというのは鼻や喉の粘膜の炎症のことです。風邪などによる粘液過多、鼻水などを軽減します。

【抗カタル作用のある精油】
カユプテ、カルダモン、タイム、ニアウリ、ヒソップ、フランキンセンス、ベンゾイン、マートル、ユーカリ、ラベンサラ、ラベンダーローズマリー

鎮咳作用(ちんがい・さよう)

かぜや喘息、気管支炎などによる咳を鎮める作用です。

【鎮咳作用のある精油】
サイプレス、ジンジャー、タイム、ブラックスプルース、フランキンセンス、ベンゾイン、マートル、ユーカリ、ラベンサラ

粘液溶解作用(ねんえきようかい・さよう)

痰や鼻水などの粘液の流動性を高めます。

【粘液溶解作用のある精油】
シダー、ジンジャー、ヒソップ、ベイローレル、ペパーミントユーカリラベンダーローズマリー

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おすすめの使い方

蒸気吸入・アロマバス

のどが痛いときなどに有効です。お湯をはったマグカップに精油を1〜2滴入れ、目を閉じて蒸気を吸入します(目に入るとしみるものもあるため、必ず目を閉じてください)。ただし咳がひどい時はかえってむせてしまうので控えます。天然塩に精油を混ぜたアロマバスなら、もう少し穏やかに作用します。

オイルマッサージ

キャリアオイル10mlに精油を1〜5滴混ぜたものを胸や背中に塗ります。咳がひどく蒸気吸入ができないとき、薬が飲めない時におすすめです。

ディフューザー、加湿器

症状が軽いときや風邪の予防におすすめです。6畳の部屋に精油3〜5滴をディフューザーで拡散します。アロマオイルを使える加湿器を用いてもよいです。蒸気吸入やオイルマッサージと併用するのも良いです。

まとめ

風邪や喘息による咳やのどの痛みは大変つらいものです。薬も市販されていますが市販の風邪薬などは眠くなってしまう成分が入っているものもありますよね。精油にはそういったものも多少ありますが、市販薬よりは穏やかに作用します。うまく使い分けながら、乾燥や冷えに気をつけるなどしていれば症状が落ち着いてくると思います。

また、気管支の症状をやわらげるには免疫力を高めることも大事です。ティーツリーやユーカリなどは免疫調整作用がありますので、うまくブレンドに取り入れてみてください。ユーカリやペパーミントなど少しツンとする香りの精油は、量を少なめにしたり他の穏やかな香りとブレンドするとうまくいきます。

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