アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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アンジェリカ精油(アロマ)の効果・効能とおすすめの使い方

投稿日:2018年7月3日 更新日:

アンジェリカはスパイシーで奥行きのある香りを持つ精油で、根から取れるものと種子から取れるものとがあります。

不安や落ち込んだ心を立ち直らせる力があり、「不安と力の精油」と呼ばれます。

原料のアンジェリカはヨーロッパで古くから薬草として重宝されたため、その根を神聖なものとして「精霊の根(ホーリールート)」と呼びました。

「アンジェリカ」という名前はギリシャ語で「大天使」を意味する言葉に由来しており、大天使ミカエルがこの草を薬草に使うよう告げたという神話があります。

それでは、アンジェリカの効果・効能をみていきましょう。

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アンジェリカの効果・効能

「不安と力の精油」と呼ばれているとおり、不安症や神経疲労、ストレスなどの精神的な疲れをとりのぞき、穏やかな気持ちにさせてくれます。
体への作用としては、鼻づまりや痰が絡むときに症状を楽にします。
柑橘系ではないのですが光感作があるため、肌へ使用する際は注意してください。

心への働き

無気力や精神疲労から脱する手助けになる
・弱った神経を安定させ、ストレスをやわらげる

体への働き

抵抗力を高め、風邪などをひきにくくする
・痰をとり、ぜんそくの症状をやわらげる

肌への働き

・疲れた肌の色を明るくする

注意点・禁忌事項

  • 光毒性があるため、皮膚に使用した場合は直射日光を避けること
  • 多量に使用すると神経系を興奮させる可能性があるため使用量に注意

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アンジェリカの学名・成分・主な作用

学名・産地・採油方法

学名

Angelica archangelica

科名 
セリ科

おもな産地
フランス、ベルギー、アメリカ、ドイツ

採油方法
種子または根の水蒸気蒸留法

主な作用

  • 強壮作用
  • 去痰作用
  • 駆風作用
  • 抗凝血作用
  • 抗菌作用
  • 抗痙攣作用
  • 抗真菌作用
  • 子宮強壮作用
  • 消化促進作用
  • 鎮静作用
  • 鎮痛作用
  • 利尿作用

適用できる症状

  • 不安症
  • 神経疲労
  • 不眠症
  • ストレス
  • 消化不良

主な成分

【種子】
モノテルペン類:セドレン、ヒマカレン
セスキテルペノール類:アトラントール、カリオフィレンアルコール、クベボール
ケトン類:アトラントール、カリオフィレンアルコール、クベボール

【根】
セスキテルペン類:β-ヒマカレン、α-ヒマカレン、γ-ヒマカレン
ケトン類:アトラントン
セスキテルペノール類:ヒマカロール、アロヒマカロール

香りの特徴

ややムスクに似た香り。柑橘系にややスパイシーなオリエンタル調が混ざった複雑な香り。

相性のいい精油

シトラス系
オレンジ、プチグレン、ベルガモット、マンダリン、リツェアクベバ、レモン

フローラル系
カモミール、ゼラニウム、ラベンダー

ハーブ系
クラリセージ、ローズマリー

樹木系・樹脂系
サイプレス、サンダルウッド、シダー、フランキンセンス、ミルラ

スパイス系
カルダモン、コリアンダー

おすすめのブレンド

消化促進のため…オレンジ、ジュニパー、シナモン
白癬感染症に…ティーツリー、パルマローザ
感染予防に…タイム、ベルガモット、ローズマリー

おすすめのメーカー

手に入りやすいもの

百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。

まとめ

アンジェリカの効果・効能はいかがでしたか。

「大天使」という素敵な名前の由来をもつこの植物は、古来から大切にされてきた歴史の長いものです。

ストレスや神経疲労、不眠症などにとくに効果を発揮するので、精神疲労に悩んでいる方は、ブレンドに用いてみてください。

以上、アンジェリカの効果・効能でした。

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