ローズウッドはその名の通り、バラを思わせる香りを持つ木です。
落ち着いた香りには抗菌作用や鎮痛作用など、体の不調を改善するさまざまな効果があります。
Contents
ローズウッドとは?
バラの香りの重厚な木
バラの花を思わせる甘い香りをもつ精油です。
学名も「バラの香り」という意味を持っていますが、実際にはバラとは全く異なるアマゾン原産の大木です。
マホガニーに似た重厚で丈夫な木材で、香りの良さからも高級家具の材料としてよく用いられています。
原産地のブラジルでは絶滅危惧種となっており、現在は政府によって保護されています。
憂うつをやわらげ免疫力を高める
ローズウッドのやさしい香りには、落ち込んだときや憂うつな気分をやわらげる作用があります。
気分を高揚させる催淫作用もあるとされ、古くから香水の原料にも使われてきました。
また免疫力を高めるとして感染症の予防に用いられることもあります。
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ローズウッドの学名・成分・主な作用は?
学名・産地・採油方法
学名
Aniba rosaeodora
科名
クスノキ科
おもな産地
ブラジル、ペルー
採油方法
木部または枝葉の水蒸気蒸留法
主な作用
強壮作用、去痰作用、抗ウイルス作用、抗菌作用、催淫作用、鎮静作用、鎮痛作用
主な成分
リナロール、α-テルピネオール、α-テルピネン、cis-リナロールオキサイド、trans-リナロールオキサイド
香りの特徴
ローズを思わせる甘くフローラルな印象のウッディノート
相性のいい精油
イランイラン、クローブ、コリアンダー、シナモンリーフ、ジャスミン、ラベンダー、フランキンセンスなど
ローズウッドの効果・効能は?妊娠中の使用は?
ローズウッドの効果・効能
*心への働き
・ストレスを解消し、憂うつな気分をやわらげる
・性感を高め、性欲をかきたてる
*体への働き
・ストレス性の頭痛、偏頭痛をやわらげる
・免疫力を高め、感染症を予防する
・咳やのどの痛みをやわらげる
*皮膚への働き
・切り傷などの治りを促す
・皮脂のバランスをととのえ、老化を防ぐ
注意点
特になし
原液使用について
希釈しての使用をおすすめします。
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ローズウッドオイルのおすすめの使い方
疲労回復のミルクバス
*ローズウッド 2滴
*ラベンダー 2滴
*牛乳 30ml
ローズウッド、ラベンダーをそれぞれ牛乳に混ぜ合わせ、入浴剤として使用します。とてもよい香りで保湿効果もあるミルクバスが楽しめます。
ローズウッド、ラベンダーともに抗菌作用があり、心身の疲労をやわらげて免疫力を高めます。とくに精神的に疲労したときにおすすめです。
性欲を高めるマッサージ
*ローズウッド 2滴
*イランイラン 2滴
*キャリアオイル 15ml
ローズウッド、イランイランをそれぞれキャリアオイルと合わせて、腹部や背中をマッサージします。
イランイラン、ローズウッドともに催淫作用があり、ロマンチックな気分を高めてくれます。パートナーと一緒にリラックスして行うと効果的です。(デリケート部分には刺激が強いため、直接つけるのは控えてください)
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。
以下のメーカーではオーガニックではないものを取り扱っているところもありますが、当サイトでは体への作用、影響をふまえて、値段はやや上がりますがオーガニックのものをおすすめします。
生活の木 有機ローズウッド(葉)3ml 953円
フロリハナ ローズウッド 5g(5.7ml) 1,374円
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
PRANAROM(プラナロム)精油【ローズウッド (葉)5ml】3,024円
まとめ
ローズウッドはウッディ系の香りのなかでもとくにフローラルでやさしい香りがします。
鎮痛作用や抗菌作用をもつ他の精油はすっきりとした香りのものが多いため、そういった香りが苦手な方にもローズウッドはおすすめです。
香りの印象も女性らしく落ち着いた感じがあるため、フローラル系の香りと合わせてフレグランスとしても楽しめます。
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