パインは松の葉から抽出される精油です。
針葉樹林にいるようなさわやかな香りは、空気を浄化し、呼吸器系の症状を改善する作用があります。
多くの種類がありますが、エッセンシャルオイルの大半はスコットランドパインとノルウェーパインから抽出されます。
それでは、パインの効果・効能をみていきましょう。
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Contents
パインの効果・効能
パインは呼吸器とリンパ系に対する強壮作用があります。
気管支炎や咳などの症状をやわらげるほか、関節炎や筋肉痛の回復を助けます。
精神の疲れを回復する効果もあり、アロマバスにするとおすすめです。
心への働き
・疲れた心をやわらげ、元気にさせる
体への働き
・呼吸器系の痛みや、鼻づまりをやわらげる
・血液循環を促し、関節の痛みをやわらげる
肌への働き
・しっしんや切り傷、皮膚の炎症をしずめる
注意点・禁忌事項
皮膚に刺激があるため、肌に使用するときは希釈すること(10%以下)。
パインの学名・成分・主な作用
学名・産地・採油方法
学名
Pinus sylestris
科名
マツ科
おもな産地
スコットランド、カナダ、シベリア、北欧
採油方法
水蒸気蒸留法
主な作用
- 引赤作用
- 去痰作用
- 血圧降下作用
- 抗菌作用
- 抗炎症作用
- 強壮作用
- 鎮静作用
- 鎮痛作用
- 刺激作用
- 発汗作用
- 副官皮質刺激作用
適用できる症状
- カタル
- 風邪
- 気管支炎
- 呼吸器感染症
- 喘息
- 副鼻腔炎
- 関節炎
- 筋肉痛
- 神経痛
- 神経疲労
- 衰弱
- 疲労回復
- 免疫低下
- リウマチ
主な成分
モノテルペン類:αピネン、βピネン、δ3カレン、テルピノレン、ミルセン、リモネン、サビネン
セスキテルペン類:βカリオフィレン、カジネン、フムレン、ロンギフォレン
エステル類:酢酸ボルニル
モノテルペノール類:ボルネオール
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香りの特徴
フレッシュな針葉樹の香り
相性のいい精油
フローラル系
ゼラニウム、ラベンダー
ハーブ系
タイム・リナロール、ローズマリー
シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、プチグレン、ベルガモット、マンダリン、ライム、レモン
スパイス系
ジンジャー
樹木系・樹脂系
サイプレス、シダー、ベンゾイン
おすすめのブレンド
気管支炎、呼吸器の慢性症状に…ユーカリ・グロブルス、ラヴェンダー
咳を鎮めるため…クラリセージ、フランキンセンス
疲労回復に…ブラックスプルース、ローズマリー
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。
身体への影響をふまえて、なるべくオーガニックのものをおすすめします。
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。
オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。
体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
まとめ
パインの効果・効能はいかがでしたか。
針葉樹系の精油には強壮作用があり、冬は身体をあたため、夏は疲労回復を助けてくれます。
疲れやストレスを感じたら、季節を問わず使用できるすっきりした香りのアロマバスで、体力回復しましょう。
以上、パインの効果・効能でした。
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