アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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風邪

アロマで風邪・感染症予防!喉の痛み、鼻水に効くアロマオイル(精油)とおすすめの使い方

投稿日:2016年12月12日 更新日:

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寒い時期や季節の変わり目に流行る風邪。うっかり引いてしまうものですが、できれば引かずに済ませたいですよね。

アロマテラピーに使われる多くの精油には、殺菌作用や免疫力を刺激する作用があり、風邪の感染を予防したり、喉や鼻水などの症状をやわらげることができます。

それでは、風邪、インフルエンザ対策におすすめのアロマをご紹介します。

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風邪予防・インフルエンザ対策に効くアロマオイル

ユーカリ・ラディアータ

すっきりとした森林のような香り。

[効果]
心:イライラした気分をリフレッシュする
体:免疫力を高め、感染症を予防する
肌:オイリーヘア、フケなどの症状をやわらげる

呼吸器のケア全般に効果のある精油です。とくにラディアータはのどや鼻など、上部の呼吸器に作用します。免疫刺激作用もあります。

→ユーカリ・ラディアータの詳しい情報はこちら

ティーツリー

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少し強めでシャープな樹木の香り。

[効果]
心:傷ついた心を癒やし、リフレッシュさせる
体:気管支系の痛みや炎症をやわらげる
肌:やけど、虫刺されなどの炎症を鎮める

細菌、ウイルス、真菌などに対する強い殺菌作用がある精油です。咳が止まらないときにハンカチに落として吸入すると、咳が治まることがあります。

→ティーツリーの詳しい情報はこちら

ラベンダー

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ややウッディで落ち着いたフローラルな香り。

[効果]
心:緊張やストレスをやわらげる
体:頭痛、筋肉痛をやわらげる
肌:炎症を鎮め、傷の治りを促す

炎症を鎮める作用があるほか、殺菌作用にも優れており、感染症を予防します。ブレンドすると強い香りがマイルドになり、使いやすくなります。

→ラベンダーの詳しい情報はこちら

レモン

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レモンを切ったときのフレッシュですっきりとした香り。

[効果]
心:集中力を高め、意識をクリアにする
体:感染症を予防する
肌:血行を良くし、肌を明るくする

空気中の菌を殺菌し、感染症を予防します。親しみやすいすっきりとした香りなので、ティーツリーやユーカリ・ラディアータと合わせてディフューザーで香らせるのがおすすめです。

→レモンの詳しい情報はこちら

タイム

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すっきりとしたハーブ調の香り。

[効果]
心:不安をやわらげ、元気づける
体:気管支系の痛みや炎症をやわらげる
肌:頭皮を健やかに保つ

抗菌、殺菌作用にとくに優れています。免疫力を高め、感染症を予防する作用もあります。皮膚には刺激が強いため、少ない量で使用すること。

サイプレス

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ヒノキに似た森林のような香り。

[効果]
心:気持ちを引き締め、冷静にする
体:せきや気管支系の不調を改善する
肌:汗の匂いを抑える

ヒノキに似たすっきりした香りには、せきや気管支の炎症を鎮める作用があります。ホルモンバランスを整える作用もあります。

→サイプレスの詳しい情報はこちら

フランキンセンス

出典:http://www.marcheaozora.com/

出典:http://www.marcheaozora.com/

深く落ち着いた樹の香り。

[効果]
心:悲しい心をしずめ、不安をやわらげる
体:咳や気管支炎をやわらげる
肌:老化した肌を活性化する

呼吸器系の炎症を鎮める作用があるため、とくにのど、咳の症状に効果があります。気持ちを落ち着け、呼吸を楽にします。

→フランキンセンスの詳しい情報はこちら

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おすすめの風邪対策レシピ

風邪予防スプレー①(ベーシック)

殺菌作用のあるティーツリーをメインにしたベーシックなレシピです。

[材料](30ml)
・ティーツリー      10滴
・ユーカリ・ラディアータ  7滴
・ラベンダー        3滴
・無水エタノール 5ml
・精製水     25ml

無水エタノールにティーツリー、ユーカリ・ラディアータ、ラベンダーのエッセンシャルオイルを垂らしてよく混ぜます。

精製水を加えてさらによく混ぜ、スプレー容器に移します。

マスクやハンカチなどに吹き付けてお使いください。

※お子様に使うときは精油の量を半分以下にします。

風邪・インフルエンザ予防スプレー②(強力)

メディカルで本格的なレシピです。上級者、大人向けです。

[材料](30ml)
・パイン   8滴
・ニアウリ  8滴
・ユーカリ・ラディアータ 7滴
・ラヴィンサラ     3滴
・タイム        2滴
・無水エタノール 5ml
・精製水     25ml

無水エタノールに全てのエッセンシャルオイルを入れ、精製水を加えてよく混ぜ、スプレー容器に移します。

上記の予防スプレー①よりも強力なレシピです。絶対風邪を引きたくないとき、インフルエンザが流行っているときにおすすめです。

※タイムは刺激が強いため、少ない使用量を守りましょう。
※お子様にこのレシピはやや強いため、予防スプレー①のほうをおすすめします。

鼻水・鼻づまり対策スプレー

[材料]
・ユーカリ・ラディアータ 10滴
・ラベンダー 5滴
・無水エタノール  5ml
・精製水    25ml

無水エタノールにユーカリ・ラディアータ、ラベンダーを垂らし、精製水を加えてよく混ぜます。

マスクなどに吹き付けて使用します。

ユーカリ・ラディアータ、ラベンダーのどちらも粘液をさらさらにする作用があります。

ひきはじめにおすすめ!アロマうがい薬の作り方

●つくりおきうがい薬
[材料]

・ティーツリー 10敵
・レモン  10滴
・ウォッカ 20ml
(子ども用にはグリセリン10ml・精製水10ml)

ウォッカにティーツリーとレモンのオイルを垂らし、よく混ぜてドロッパーつきの遮光瓶に入れます。

これをコップに2〜3滴垂らして水を勢いよく注ぎ、5〜10回ほどうがいします。

お子様向け、アルコールが苦手な方はグリセリンに同じくティーツリーとレモンを垂らし、精製水で割ったものを作ります。

グリセリンで少し甘みもプラスされ、使いやすくなりますよ。

●1回分レシピ

[材料]
・ティーツリー 1滴
・レモン    1滴
・水      100ml

100mlの水にティーツリー、レモンをそれぞれ1敵ずつ入れ、かき混ぜてからすぐに5〜10回ほどうがいします。

洗面所にエッセンシャルオイルを置いておけば、気軽にできるレシピです。

ティーツリーは味が苦いので、マイルドにしたい方は上記のグリセリンのレシピを試してみてください。

咳が出るとき、喉が痛いときのアロマバス

[材料]
・ラベンダー    3滴
・フランキンセンス 2滴
・天然塩      大さじ1

天然塩にラベンダー、フランキンセンスを加え、よく混ぜて入浴剤として使用します。

呼吸を楽にし、リラックスさせてくれる作用があります。

喉が痛い時のアロマスチーム

[材料]
・ユーカリ・ラディアータ 2滴
・サイプレス       1滴

洗面器に熱いお湯を張り、ユーカリ・ラディアータとサイプレスを垂らしてかき混ぜます。
目を閉じて顔を洗面器に近づけ、5分ほど蒸気を吸入します。

頭からタオルをかぶると蒸気が逃げないので効果的です。

ユーカリ・ラディアータは殺菌作用があり、サイプレスは気管支の炎症を鎮めます。

※目に入るとしみるため、必ず目を閉じて行ってください。

※咳のひどい時はむせてしまうため、行わないでください(その場合はディフューザーで芳香浴をおすすめします)。

風邪対策におすすめのメーカー

アロマで風邪対策をするときは、メディカルグレードのエッセンシャルオイルや、化粧品、食品グレードのものをおすすめします。

プラナロム

医療グレードの精油で、全ての精油に成分分析表がついています。
プラナロムのユーカリ・ラディアータは、子供の鼻水対策に購入する方も多いようです。

ル・コントワールアロマ

こちらも医療グレードのもの。かわいらしい缶入りです。

ドテラ

化粧品、食品添加物として認定されている精油。飲み物も入れられるので、うがいなどはこれを使うと安心です。ドテラのレモンは味も美味しいと評判です。

とりあえず何を買えばよいの?

たくさん種類がありますが、単純に予防だけであれば、ラベンダー、レモン、ティーツリー(orユーカリ・ラディアータ)があればOK。この4つの香りは持っていると他にも色々使えます。

ラベンダーとレモンの香りは誰でも親しめる香りでとても使いやすいです。ティーツリー、ユーカリ・ラディアータはどちらもアボリジニの万能薬として古くから使われてきました。少しツンとする香りなので、どちらか使いやすい方を選ぶとよいです。この2はラベンダー、レモンとブレンドすると香りが優しくなり、ぐっと使いやすくなります。

アロマテラピーは組み合わせることで効果が高まるだけでなく、きつい香りはマイルドに、濃厚な香りはすっきりと使うことができます。できれば2〜3種類を組み合わせるのがおすすめです。

まとめ

風邪対策のアロマレシピ、いかがでしたか。
症状が出てからでも充分に効果がありますが、予防のときからアロマテラピーを活用するとさらに効果的です。

上記のレシピを処方するだけでなく、風邪の季節は普段からディフューザーなどで香らせておくと、すっきりとした香りでリフレッシュできるだけでなく、空気中の感染を予防してくれます。

症状に合わせて、また香りの好みにも合わせて自分なりの風邪対策レシピを発見してみてください。

こちらの記事も参考にどうぞ。
→咳、のど、呼吸器系にはたらくアロマテラピーの作用

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