アロマテラピーには、原料となる植物ごとにさまざまな作用があります。ここでは、おもに菌、ウイルス、感染症にはたらく作用の説明と、その作用をもつエッセンシャルオイルを紹介します。
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Contents
菌、ウイルス、感染症にはたらくアロマテラピーの作用
菌やウイルスを防ぐ作用は多くの精油が持っています。精油の力を借りることで、菌の繁殖などを抑えることができます。ただし、すでに感染して症状が出た場合はアロマテラピーだけに頼らず、必ず医師の診察を受けましょう。
抗ウイルス作用
ウイルスの増殖を防ぎ、症状が広がるのを防ぎます。
【抗ウイルス作用のある精油】
クローブ、シナモン、タイム、ティーツリー、ニアウリ、バジル、ヒソップ、ベイローレル、ペパーミント、ユーカリ、ラベンサラ、ラベンダー、レモン、レモングラス
抗感染作用(こうかんせん・さよう)
一般的な感染を予防します。風邪の季節や、人の集まる場所ではディフューザーで拡散すると効果的です。
【抗感染作用のある精油】
カユプテ、シトロネラ、シナモン、ジュニパー、ゼラニウム、タイム、ティーツリー、ニアウリ、バジル、プチグレン、ブラックスプルース、ベイローレル、ユーカリ、ラベンサラ、ラベンダー、レモン、ローズマリー
抗菌作用(こうきん・さよう)
バクテリアの増殖を抑制します。菌の繁殖しやすい夏場や、水気の多い場所に使用すると雑菌による匂いなどを防いでくれます。
【抗菌作用のある精油】
カユプテ、クローブ、コリアンダー、シナモンリーフ、ジュニパー、ゼラニウム、タイム、ティーツリー、ニアウリ、パイン、バジル、パルマローザ、プチグレン、ブラックスプルース、ブラックペッパー、ベイローレル、ペパーミント、ベルガモット、ユーカリ、ラベンサラ、ラベンダー、リツァクベバ、レモングラス、ローズマリー
抗真菌作用(こうしんきん・さよう)
真菌の増殖を抑制します。真菌というのはカビの一種で、水虫やガンジダなどはこの真菌による感染が原因となっています。
【抗真作用のある精油】
クローブ、シナモン、ゼラニウム、タイム、ティーツリー、パチュリ、パルマローザ、ペパーミント、ミルラ、ラベンダー、リツァクベバ、レモングラス、レモンユーカリ、ローズマリー
殺菌作用(さっきん・さよう)
バクテリアを殺す作用です。抗菌作用よりさらに強い作用です。
【殺菌作用のある精油】
オレガノ、シナモン、タイム、ティーツリー、フェンネル、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、ローズマリー
殺真菌作用(さつしんきん・さよう)
真菌を殺す作用です。抗真菌作用よりさらに強い作用です。
【殺真菌作用のある精油】
オレガノ、クローブ、シトロネラ、シナモン、ゼラニウム、タイム、ティーツリー、パルマローザ、リツァクベバ、レモン、レモングラス、レモンユーカリ、ラベンダー、ローズマリー
抗寄生虫作用(こうきせいちゅう・さよう)
寄生虫を抑制し、駆除する作用のある精油です。
【抗寄生虫作用のある精油】
カモミール、クローブ、シナモンリーフ、タイム、ティーツリー、ニアウリ、ブラックスプルース、ユーカリ、リツァクベバ
解熱作用(げねつ・さよう)
熱を下げる作用です。
【解熱作用のある精油】
カモミール、ジンジャー、ブラックペッパー、ペパーミント、ユーカリ
抗アレルギー作用
アレルギー反応を抑え、花粉症などの症状をやわらげます。カモミール、ラベンダーはアトピー性皮膚炎など、アレルギー性の皮膚炎の炎症もやわらげます。
【抗アレルギー作用のある精油】
カモミール、グリーンランドモス、ブラックスプルース、ラベンダー
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おすすめの使い方
ディフューザー・加湿器など
風邪やインフルエンザなど、空気感染する症状におすすめの使い方です。冬場はアロマオイルが使用できる加湿器を活用するのもよいでしょう。
マスクに
感染症予防、花粉症などでマスクをする場合は、マスクに精油を1滴垂らしたり(肌に触れない場所のほうがよいです)、アロマスプレーを作ってスプレーすると相乗効果が期待できます。
マッサージ・アロマバス
水虫の治療にはキャリアオイルで希釈したものを直接足に塗ったり、アロマオイルを使ったフットバスをするのがおすすめです。症状が改善するまで、日常的にケアしましょう。
まとめ
抗菌作用、抗感染作用のある精油はとても実用的です。風邪やインフルエンザの予防だけでなく、水回りや掃除にも役立てることができるため、気に入った香りを1本もっておくととても重宝します。とくにおすすめは、手に入りやすく殺菌効果も強いティーツリーです。
掃除などに使う場合は手に入りやすいものでよいですが、マッサージや吸入に使う場合はなるべくオーガニックの高品質なものを選ぶとよいでしょう。
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