アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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ベンゾイン[安息香]精油(アロマオイル)の効果・効能とおすすめの使い方

投稿日:2018年1月2日 更新日:

ベンゾインは別名を安息香とも呼び、おだやかな甘い香りが特徴です。

フランキンセンスやミルラと同様に、薫香として古代より使われてきた歴史があり、その香りには悪魔を追い払う効果があると信じられていました。

とくに呼吸器に働きかける効果があり、気管支炎や風邪などの症状に有効です。

それでは、ベンゾイン(安息香)の効果・効能をみていきましょう。

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ベンゾイン(安息香)の効果・効能

別名の「安息香(あんそくこう)」のとおり、呼吸器に働きかけ、気管支の痛みや痰を除去し、呼吸を楽にする働きがあります。

孤独感や不安感も同時にやわらげるため、パニック障害など、呼吸の乱れをともなう精神の症状にも有効です。

肌を柔らかくして保湿を助ける作用もあり、スキンケアや化粧品などにも用いられることが多いです。

心への働き

・孤独感や喪失感をやわらげる
・気持ちを明るく盛り上げる
・パニック症の症状をやわらげる

体への働き

・関節や気管支の痛みや炎症をやわらげる
・気管支系の痛みをやわらげ、呼吸を楽にする

肌への働き

・あかぎれや乾燥肌にうるおいを与える

禁忌・注意点

特になし

ベンゾイン(安息香)の学名・成分・主な作用

学名・産地・採油方法

学名

Styrax benzoin

科名 
エゴノキ科

おもな産地
タイ・ジャワ・スマトラ・西インド諸島

採油方法
樹脂の溶剤抽出法

主な作用

  • 去痰作用
  • 抗炎症作用
  • 抗カタル作用
  • 消毒作用
  • 創傷治癒作用
  • 鎮静作用
  • 保湿作用

適用できる症状

  • 不安症
  • 呼吸器のカタル性各種疾患
  • 皮膚疾患(潰瘍、乾燥性湿疹、ドライスキン、創傷など)
  • 香水の保留剤として

主な成分

エステル類:安息香酸コンフィニル、安息香酸ベンジル
酸類:安息香酸、ケイ否酸、フェニルプロピール
芳香アルデヒド類:芳香バニリン

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香りの特徴

バニラを思わせる穏やかな甘い香り

相性のいい精油

フローラル系
イランイラン、ジャスミン、ゼラニウム、ラベンダー、ローズ

ハーブ系
クラリセージ、コリアンダー、スペアミント、ベチパー

シトラス系
オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、リツァクベバ、レモン

樹木系・樹脂系
サイプレス、サンダルウッド、シダー、プチグレン、フランキンセンス、ミルラ、ローズウッド

おすすめのブレンド

ハンドクリームに…レモン、ラベンダー
ドライスキン用のマッサージオイル…イランイラン、ローズ
呼吸器障害のため…ラベンサラ、ベルガモット

おすすめのメーカー

手に入りやすいもの

百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。

メディカルグレードのもの

ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。

オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。

体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。

まとめ

ベンゾイン(安息香)の効果・効能はいかがでしたか。

呼吸器に効く精油は、ユーカリやミントなどすっきりした香りが多いですが、これは穏やかな香りなので、すっきりした香りが苦手な方も使いやすいと思います。

ブレンドしやすい香りなので、ブレンドに甘さや穏やかさを加えたいときにも用いてみてください。

以上、ベンゾイン(安息香)の効果・効能でした。

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