アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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アロマテラピーの作用

心、ストレス、神経系にはたらくアロマテラピーの作用とおすすめの精油(エッセンシャルオイル)

投稿日:2016年11月3日 更新日:

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アロマテラピーには、原料となる植物ごとにさまざまな作用があります。ここでは、おもに精神、ストレス、神経系にはたらく作用の説明と、その作用をもつエッセンシャルオイルを紹介します。

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心、ストレス、神経系にはたらくアロマテラピーの作用

心、ストレス、神経系の症状にアロマテラピーを用いられることは多いです。心に働きかけさせるためには自分が嗅いでいて心地よい、好きと感じる精油を選ぶのがポイントです。

抗うつ作用

憂うつをやわらげ気分を高揚させます。多くの精油がこの作用をもっているため、シトラス系、フローラル系、ウッディ系など好みのタイプの香りを選ぶことができます。うつだけでなく、落ち込んだとき、自信をなくしたとき、また女性はPMSによる落ち込みにも効果的です。

【抗うつ作用のある精油】

  • イランイラン
  • オレンジ
  • クラリセージ
  • グレープフルーツ
  • サンダルウッド
  • ジャスミン
  • ネロリ
  • バジル
  • プチグレン
  • フランキンセンス
  • レモンバーム
  • ラベンダー
  • リツァクベバ
  • レモン
  • レモンバーベナ
  • ローズ

抗不安作用(こうふあん・さよう)

不安感を鎮めます。心配ごとや悩み事があるときや、強いプレッシャーを感じているときに用いるとよいです。不安によるパニックなどが起こりやすい方にもおすすめです。

【抗不安作用のある精油】

鎮静作用(ちんせい・さよう)

落ち着かせ、興奮を鎮めます。イライラしてしまうとき、怒りを鎮めたいときに用いるとよいです。眠くなる作用をもつものもあるため、使う時間帯など工夫するとよいでしょう。

【鎮静作用のある精油】

  • イランイラン
  • オレンジ
  • グレープフルーツ
  • サンダルウッド
  • ジャスミン
  • スパイクナード
  • ネロリ
  • パイン
  • パチュリ
  • プチグレン
  • ベチパー
  • ベンゾイン
  • マジョラム
  • マンダリン
  • ラベンダー
  • リツァクベバ
  • レモンバーベナ
  • レモングラス
  • ローズ

催眠作用(さいみん・さよう)

眠気を誘う作用です。鎮静作用のある精油と組み合わせると、より効果的です。また、眠れない原因が不安感やストレスにある場合は、抗不安作用、抗うつ作用のある精油と組み合わせてください。

【催眠作用のある精油】

  • イランイラン
  • カモミール
  • プチグレン
  • ベルガモット
  • マジョラム
  • マンダリン
  • レモンバーム
  • ラベンダー
  • レモンバーベナ

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高揚作用(こうよう・さよう)

気分を明るく高揚させます。とくに柑橘系やハーブ系の香りは気分をシャキッとさせるので、積極的に行動するのを助けてくれるでしょう。一方、ジャスミンやローズなどのフローラル系の香りはロマンティクな気持ちを高めてくれるため、幸福感に浸りたい時にもおすすめです。

【高揚作用のある精油】

  • オレンジ
  • カルダモン
  • グレープフルーツ
  • ジュニパー
  • ジャスミン
  • レモン
  • レモングラス
  • ローズ
  • ローズマリー

頭脳明晰化作用(ずのうめいせきか・さよう)

頭脳を刺激し、集中力を高めます。記憶力や集中力を高めるため、仕事や試験勉強などの前に用いるとよいでしょう。

【頭脳明晰化作用のある精油】

  • バジル
  • ベイローレル
  • ペパーミント
  • レモン
  • レモングラス
  • ローズマリー

神経強壮作用(しんけいきょうそう・さよう)

興奮を鎮め神経系を強化します。ストレスをやわらげ、自律神経のバランスを整えます。メンタルだけでなく、身体的に免疫細胞の防衛反応を強化する作用もあります。

【神経強壮作用のある精油】

  • オレンジ
  • クラリセージ
  • クローブ
  • コリアンダー
  • サイプレス
  • ナツメグ
  • ネロリ
  • パイン
  • バジル
  • パルマローザ
  • ブラックスプルース
  • ベルガモット
  • ユーカリ
  • ラベンダー
  • ローズマリー

刺激(活性)作用(しげき・さよう)

身体を刺激活性し、覚醒させエネルギーを増進させます。香り自体の刺激が強いものや、皮膚刺激のあるものも含まれるため、使用量や使用するタイミングに注意します。

【刺激(活性)作用のある精油】

  • オレンジ
  • コリアンダー
  • グレープフルーツ
  • シナモン
  • ジュニパー
  • ジンジャー
  • タイム
  • パイン
  • バジル
  • ブラックペッパー
  • ペパーミント
  • ベルガモット
  • ベイローレル
  • リツァクベバ
  • レモン
  • レモングラス
  • ローズマリー

心、ストレス、神経系に作用するおすすめの使い方

ディフューザーで拡散する

部屋や自分の周りが良い香りだと安心しますよね。電気式のディフューザーやアロマランプ拡散してもよいですし、アロマストーンなどに染み込ませてデスクや枕元に置いておくのもおすすめです。

ハンカチ・スプレーで携帯する

外出先で緊張しやすい、不安になりやすいという方は多いと思います。ハンカチに染み込ませて携帯するのは一番手軽でおすすめです。無水エタノールと精製水でスプレーを作って携帯すると、いつでも香りをまとうことができます。

アロマバス

リラックスしたいときはとくにおすすめです。天然塩やハチミツなどに精油を混ぜれば入浴剤として楽しめます。ストレスの強いときはぬるめのお風呂にゆっくりと浸かってみてください。

まとめ

心に作用する精油はおもに、リラックス系(鎮静作用など)とリフレッシュ系(刺激作用など)があります。日中はリフレッシュ系、夜はリラックス系などと、生活リズムに合わせて使い分けると身体の疲れもとれやすくなると思います。

また、心やストレスに対する効果の出方は、アロマテラピーのなかでもとくに「気持ち」の影響が大きいです。メディカルアロマでは、香りの好みよりも効果を優先することもありますが、ストレスや精神的な問題に対処する場合は、あなたが「気持ちが良い」「好き」と感じる香りを選ぶのがとても大事です。むしろ、「気持ちが良い」「好き」と感じる香りが、今のあなたに必要な効果をもっていることも多くあります。

ひとつの精油にはたくさんの効果がありますので、あまり効果・効能にとらわれず、好きな香りを選ぶのがポイントです。

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