ライムは少し苦さを含んだ爽やかでフレッシュな香りの柑橘類です。
レモンと同様に様々な国で使われており、とくにメキシコや東南アジアなどの暑い地方では、殺菌消毒の目的と、爽やかな酸味で消化を助けるために料理や飲み物に用いられてきました。
ジントニックやモヒートなどのカクテルや、コークの香り付けとしてもおなじみですね。
すっきりとした香りで、気持ちをリフレッシュさせるため、アロマテラピーにも用いられます。
それでは、ライムの効果・効能をみていきましょう。
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Contents
ライムの効果・効能
爽やかな香りが気分を活気づけ、集中力を高めます。他の柑橘系の精油と同様、消化促進の作用があります。呼吸器系の炎症をやわらげる作用もあるため、風邪のときにディフューザーで吸入するのがおすすめです。
心への働き
・心を活気づけ、前向きな気持ちにさせる
・集中力を高める
体への働き
・呼吸器系の痛みや炎症をやわらげる
・消化液の分泌を促し、食欲を増進させる
・疲労回復を助ける
肌への働き
・肌を引締める
・オイリースキンをケアする
注意点・禁忌事項
・光毒性があるため、皮膚に使用したあとは直射日光を避ける
・皮膚に刺激があるため、使用量に注意する
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ライムの学名・成分・主な作用
学名・産地・採油方法
学名
Citrus aurantifolia
科名
ミカン科
おもな産地
東南アジア(原産国)、メキシコ、インド、カリフォルニア、南米
採油方法
果皮の圧搾法、水蒸気蒸留法
主な作用
- 強壮作用
- 抗炎症作用
- 抗菌作用
- 消化促進作用
- 食欲増進作用
- 収斂作用
- 鎮痙作用
- 鎮静作用
適用できる症状
- 消化不良
- 関節炎
- 不安症
- ストレス
- オイリースキンのケア
- 病後の回復期
主な成分
モノテルペン類:リモネン
アルデヒド類:ネラール、ゲラニアール、シトロネラール、ノナナール
エステル類:酢酸テルピネル、酢酸ゲラニル、酢酸ネリル、アンスラニル酸メチル
セスキテルペノール類:リナロール、α-テルピネオール
クマリン類:7-メトキシ-5-ゲラノキシ-クマリン
香りの特徴
少しビターで主張のあるシトラスの香り
相性のいい精油
フローラル系
イランイラン、カモミール、ジャスミン、ゼラニウム、ラベンダー、ローズ
ハーブ系
クラリセージ、バジル、パルマローザ
樹木系・樹脂系
サイプレス、サンダルウッド、ティーツリー、パイン、フランキンセンス、ベイローレル、ベンゾイン
スパイス系
コリアンダー、ジンジャー
おすすめのブレンド
疲労回復に…コリアンダー、バジル
月経前の不快な症状に…クラリセージ、ゼラニウム
おすすめの使い方
朝のシャワーに
朝のシャワー時、バスルームの床にライムの精油を数滴垂らしてからシャワーを浴びましょう。
シャワーのお湯で香りが立ち上ってきて、目覚めがすっきりします。
ルームスプレー、部屋干し洗濯に
少量(大さじ1くらい)の無水エタノールに精油を5〜10滴ほど垂らしてよく混ぜ、精製水(もしくはミネラルウォーター)50mlを加えてスプレーボトルに移します。
朝起きたときや、勉強や仕事に集中したいとき、デスクの周りやお部屋にスプレーすると気分がすっきりします。
また、殺菌効果もあるため、部屋干しの洗濯物に吹きつけると、いやな匂いの予防にもなります。
風邪の流行る季節には、空気感染を予防するために使うのもおすすめです。
おすすめのメーカー
手に入りやすいもの
百貨店やネットで手に入りやすく、少量ずつ売られているため、初心者にもおすすめです。体への安全性を考えると、なるべくオーガニックのものをおすすめします。
メディカルグレードのもの
ヨーロッパの医療現場などで実際に使われている高品質のものです。オーガニック認証についても厳しい基準をクリアしています。
体の不調の改善に使用する場合は、できればこちらをおすすめします。
まとめ
ライムの効果・効能はいかがでしたか。
ビターでフレッシュな香りは、気持ちを明るくして頭をすっきりさせてくれます。
殺菌作用もあるので、暑い季節に、制汗剤やルームスプレーとして用いるのもおすすめです。
以上、ライムの効果・効能でした。
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