アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)の効果・効能を紹介しながら、毎日の体や心のトラブルなど、メディカルな活用の仕方をメインに健康や体調管理にも役立つおすすめの使い方をご紹介します。

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認知症

認知症予防に効くアロマテラピー・効果と使い方

投稿日:2016年9月19日 更新日:

テレビや雑誌などで近年、アロマテラピーが認知症に効果があるということが知られてきました。リフレッシュやリラックスとして取り入れられることの多いアロマテラピーですが、本当に効果があるのでしょうか?アロマテラピーが認知症予防に効くという根拠と、おすすめの使い方をご紹介します。

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なぜアロマオイルは認知症予防に効果があるの?

記憶を司る海馬(海馬)と香りの深い関係

人間の五感のうち、嗅覚だけは脳に直接働きかけると言います。例えば、スイカの匂いを嗅ぐと夏休みを思い出したり、昔好きだった人のつけていた香水が忘れられなかったりといった経験があなたにもあるとおもいます。

このように、嗅覚と記憶は深い関わりを持っています。これは認知症になったときの脳の状態にも言えることです。

認知症は嗅覚の障害から始まる

認知症というのは細胞の老化や神経性疾患、外傷などによって脳のなかにある「海馬(かいば)」という記憶を司る脳神経にダメージを受けることで発症します。しかし近年になって、認知症の症状が発症する初期症状として海馬に直結した「嗅神経(きゅうしんけい)」、つまり嗅覚を司る神経の衰えが見られることが分かってきました。認知症の前にはまず嗅神経の障害が現れ、そしてその障害が少しずつ海馬に伝わることによって脳全体の機能を低下させていくのです。

ということは、嗅神経の障害を予防・修復できれば認知症の予防や症状を改善することが可能になってくるのです。幸いにも、嗅神経は他の脳神経よりも再生・修復力が高く、アロマテラピーなどの香りを適切に使うことで機能が回復しやすいという特徴があります。アロマテラピーが認知症予防に効くと言われるのはこのためです。

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認知症予防に効果のある4種類のアロマオイルとその効能

鳥取大学の浦上克哉教授の研究によると、以下の4種類のアロマオイルの香りを認知症の患者に使用したところ、認知症の症状が軽くなる効果があったそうです。

ローズマリー・カンファー(学名 Rosmarinus officinalis)

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【効果・効能】
脳を活性化し、集中力と記憶力を高める。神経刺激・血行促進・強壮・去痰・頭脳明晰化・抗ウイルス作用などがあり、肩こりや頭痛への鎮痛としても用いることができる。

【香りの特徴】
やや刺激のあるすっきりとしたハーブ系の香り。

【注意点】
ローズマリーには成分の違いによりカンファー、シネオール、ベルベゾンの3種類がある。一般にローズマリーと呼ばれるのはローズマリー・シネオールのことを指す。カンファーはより刺激的でシャープな香りを持ち、シネオールに比べて神経や筋肉へ働きかける力が強い。

→ローズマリーについて詳しい情報はこちら

レモン(学名 Citrus limon)

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【効果・効能】
気持ちを高揚させ、集中力・やる気を高める。消化促進、強壮、抗ウイルス、鎮静作用をもつほか、髄膜炎菌や腸チフス菌など空気中の菌の殺菌作用がある。血行をよくし、冷えやむくみを解消する。

【香りの特徴】
フレッシュなレモンを切ったような、すっきりとしたみずみずしい柑橘系の香り。

【注意点】
光毒性(※肌につけた直後に紫外線にあたるとシミなどになる)を持つため、肌に使用した直後は直射日光を避ける。

→レモンの詳しい情報はこちら

真正ラベンダー(学名 Lvandula angustifolia/ officinalis/ vera )

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【効果・効能】
心を落ち着け、ストレスを和らげることにより頭痛や不眠などの付随する症状を改善する。鎮静、鎮痛、抗うつ、血圧降下作用があるほか、皮膚再生や抗炎症作用も合わせ持ち、火傷や傷の治癒にも用いられる。

【香りの特徴】
ややウッディな香りを含むやさしいフローラルノート。

【注意点】
眠気を催すことがあるため、運転中や仕事中の使用、および低血圧の人は注意すること。ラベンダーには様々な種類があるが、認知症にもっとも効果があるのは真正ラベンダーという種類。

→ラベンダーの詳しい情報はこちら

オレンジ・スイート(学名 Citrus sinensis)

【効果・効能】
落ち込みや無気力、不安感、不眠などを解消する。消化器やリンパ系への刺激作用もあり、消化不良や食欲不振、便秘などを改善して体を温める。レモン同様に空気中の殺菌作用があり感染を防ぐ。

【香りの特徴】
オレンジの皮をむいたときに広がる甘くフレッシュな香り。

【注意点】
肌に刺激のある場合があるため、敏感肌の人は事前にパッチテストを行う。

→オレンジ・スイートの詳しい情報はこちら

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認知症予防に効果のあるアロマオイルを使うときの注意点

100%天然のエッセンシャルオイルを使う

アロマテラピーは植物の芳香成分を体に取り入れることで効果があるので、100%天然のオイルを使わないと効果がありません。

「アロマオイル」と呼ばれるものの中には、雑貨店やインテリアショップなどで数百円で買えるものがありますが、そのようなオイルはあくまでインテリア用の合成香料です。アロマテラピーに用いることができるのは、「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」として販売されており、精油の学名(ラテン語)が記載されているものに限ります。値段は精油の種類のよって大きく変わりますが、上記の4種類であれば5mlで1000円~2000円ほどで手に入ります。

使用量に注意する

エッセンシャルオイルは植物の成分を濃縮したオイルですので、1~2滴であっても十分な体への影響があります。大量に使用したり、鼻に近づけすぎると頭痛や不快感を催すことがありますので、使用量には十分注意しましょう。また原液を直接肌にはつけずに必ず薄めて使いましょう。

使用量の目安
・マッサージ・・・キャリアオイル(植物油)5mlにつき1滴
・芳香浴・・・6畳の空間に3~6滴

認知症予防に効果のあるアロマオイルの効果的な使い方

時間帯によってオイルを使い分ける

エッセンシャルオイルには活動しているときに優位になる交感神経に働くものと、リラックスしたときに優位になる副交感神経に働くものがあります。これを使い分けることで自律神経のリズムが生まれ、効果が顕れやすくなります。以下の時間帯でつかうのがおすすめです。

 午前9〜11時・・・ローズマリー、レモン

 午後7時半~9時半・・・ラベンダー、オレンジ

効果的な配合は2:1

ブレンドの方法は、朝用が「ローズマリー:レモン=2:1」、夜用は「ラベンダー:オレンジ=2:1」が最も効果が高いという研究がでています。6畳の部屋であれば、例えばローズマリー4滴:レモン2滴といった配合で香らせるとよいでしょう。

認知症予防に効果のあるアロマオイルはどこで手に入る?

100%天然のエッセンシャルオイルは、アロマテラピー専門店で購入するのが一番安心です。百貨店のインテリアフロアには「生活の木」や「enherb」など、ハーブやアロマの専門店が入っていることが多いです。また、専門店のエッセンシャルオイルはインターネットでも購入できます。



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